巻き爪と全身麻酔

 

 

 


巻き爪と全身麻酔について

「全身麻酔で巻き爪の治療や手術を行って欲しい」と考えている方はいらっしゃいます。

 

確かに、巻き爪の矯正であれば爪を切ったり、皮膚を切除することがないため、痛みがないということは想像できるはずです。

 

しかし、患部の炎症や化膿が進行しており、病院で手術を行う場合はある程度の痛みが生じると誰でも予想できるので、局所麻酔ではなく全身麻酔を行って欲しいと考える方はおります。

 

全身麻酔は大きな手術や、首から上の処置を施すために使用されるもので、点滴から静脈麻酔薬を注入することでだんだんと患者さんは眠くなり、意識がなくなっていくのです。

 

患部が膿んでしまって肉芽が形成されていると、普通に過ごしているだけで痛みを感じることが多いのですが、巻き爪の治療や手術で全身麻酔を使用することはできません。

 

このような患者さんのお気持ちは十分に分かりますが、どんなに高い費用を支払うことを覚悟していたとしても、爪の手術で全身麻酔を行うと過剰診療となって、査定の対象となります。

 

保険診療には私たちの知らない様々なルールが設定されており、法律で定められているものから都道府県の審査委員会で決定しているものまで、色々な規制があるのです。

 

その査定の対象となり、適切な治療を行っていないという判断が下されると、保険医を取り消されるというケースもあります。

 

このように、どうしても全身麻酔を行いたいと患者さんが強く願っていたとしても、巻き爪の治療には不適切であると考えられているため、局所麻酔しか行えないのです。

 

局所麻酔と全身麻酔とでは使用する薬剤が異なり、爪の手術では不必要だと考えられているので、どんなことがあっても全身麻酔を使うことはできないでしょう。

 

このように聞くと不安になるかもしれませんが、巻き爪の手術で失神するほどの痛みが引き起こされるほどの治療は存在しないので、局所麻酔でも十分に効き目があります。

 

それに、施術中に痛みを感じることはほとんどないですし、どちらかと言うと麻酔を打つ際の痛みの方が大きいのです。

 

現在では、鬼塚法やフェノール法、アクリルガター法といった様々な巻き爪の手術が行われておりますが、どの治療でも激しい痛みに悩まされることはないので安心してください。

 

事前に医師から説明があると思われますが、術後の対応を間違えなければ症状が悪化することはありませんし、万が一のために痛み止めが処方されるので、問題はないというわけです。

 

 


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